P-Style HOME >> 社会人Voice HOME >> アメリカで働く人特集=アメリカンプロフェッショナル - アメプロ HOME >> 第1回:Fujitsu Ten高橋 耕治さん(続)
意外に縁の下の力持ちなお仕事!?
P-Style:単刀直入で申し訳ないんですが、仕事で失敗したことはあります?
高橋さん;う〜ん、失敗したことはいっぱいあるよ。企画したプロモーション用に仕入れた商品の品質が問題で全体の2割くらいしか売れずに在庫となってし まったことがあります。企画は悪くなかったのですが、企画に酔ってしまい肝心の商品の品質を見落としていた自分の責任でした。でも自分でいうのもなんです が、失敗しても結果と原因を追究して次の企画を成功へ導く事ができれば、挽回する事も可能だと思います。
P-Style:じゃあ、この仕事をやってきて、今までで一番達成感を感じたことは何でしょう?
高橋さん:(ちょっと考えて)営業の人と信頼関係構築する事によって仕事中に一体感を感じれる様になった事かなあ。実は僕の販売企画のポジションは新しく 作られたもので、それまでは営業の人などが兼任でやっていた仕事なんですね。で、新しくできたそのポジションに就いたのが、業界の知識も全くなかった僕。 でも、うちの会社の営業の人は10〜20年以上その業界でやっている叩き上げの人が多いんだよね。だから、「こんな新人に何がわかる」という感じで協力し てくれなかったり、無視されることもあったよ。
P-Style:無視ですか…。
高橋さん:そう、無視。もちろん全員ではないんですが。だから信頼関係を築くために、使える情報をみんなと共有するようにしたり、できるだけいい意見や案は企画に取り入れたりと結構自分の方から歩み寄る努力をしました。
P-Style:そして、その努力の甲斐あって今はコミュニケーションがうまくいくようになったわけですね。
高橋さん:そうですね。日本とアメリカの文化はまったく別物ですし、同じアメリカ人同士でも多様な考え方がありますが、ゴールは共通であってもそこに到達 するアプローチの方法に差があるという認識をお互いが共有する事で、様々な障壁を乗り越えられたと思います。日本の本社と現地間で企画を推進する時は日本 人に対してはなぜアメリカ人がそう考えるか、アメリカ人に対しては何故日本人がそのように考えるかという内容を理解してもらった上で話しをすると、議論に はなりますが一方的に非難したり、喧嘩にはなる事はありません。次回に同じような議題がでた時にはもとスムーズに事が運ぶようになります。
P-Style:へえ、意外に縁の下の力持ち的存在なんですね。
高橋さん:うん。でも、僕はそれでもいいと思う。だって、アメリカのマーケットはアメリカ人が一番良く分かってるから、営業のような表舞台の仕事はアメリカ人がやったほうがいいと思うんだ。
理想と現実とのギャップを近づける過程を楽しもう
P-Style:ところで仕事はおもしろいですか。

高橋さん:楽しんでるよ。ミリオン単位のお金を使って販売計画やプロモーション計画を立て、それを実行に移したりするなんてなかなか経験できないスケールの大きい仕事だからね。アメリカの流通システムを学べているのも利点かな。僕は将来自分のビジネスをやりたいと思ってるんだけど、今の仕事は将来の目標に近づくためにとても役立ってると思うよ。
P-Style:それはやりがいありそうですね。実際ビジネスを専攻している学生さんも、そんな仕事をやりたい人が多いと思うなあ。
高橋さん:初めからこう順調にやりたい仕事だけをやってきたわけではないんですよ。アメリカで初めて就職したときは、経験も少ないからやっぱり「何でもやります」的な姿勢が必要だった。アメリカってポジションで人を募集するよね。だから大抵希望の職種で就職するには、その前にある程度の経験が必要になる。でも大学を出たばかりの時はその経験もゼロなわけだから、「何でも勉強になる」と思って活動をするのがいいと思う。実際、どんな仕事でも自分の意識次第で勉強になるものだよ。
P-Style:なるほど。
高橋さん:でも、いくら「何でもやれ」といっても、将来の自分のイメージやビジョンは大切にしたほうがいいと思うけどね。その上でいろいろなことを経験しようとする姿勢が大事だと思う。例えば、さっきも言ったように僕はビジネスをやりたいと思っているんだけど、前の会社でやったことも今やっていることもものすごく勉強になっている。この経験は僕の将来につながっていると思うんだ。
P-Style:それは大事ですよね。自分のビジョンにまったく合わない職についてもモチベーションが上がらないし、そのまま仕事をしても意味がないということですよね。
高橋さん:仕事の内容だけでなくて、組織の中で働くことによって世の中のしくみを学んだり、人と一緒に働くことによってコミュニケーションの仕方を学ぶのもプラスになるよ。例えば僕の場合人の下で働いた経験があるから、上の立場になって人の気持ちを考えて指示を出せるようになったし、前の会社で営業をやっていたからこそ、今の会社の営業の人が言いたいことが理解できる。これが、経験が全くない状態でこの職業についていたら結果を残すのは難しかったと思うよ。
P-Style:高橋さんの仕事に対するポリシーを聞かせてください。
高橋さん:自分のペースで仕事をすることかな。あ、でももちろん仕事は一生懸命やりますよ。ただ朝サーフィンしたり、夕方ヨガをやったりするプライベートの時間も大切にしたいと思っています。僕は、全然野心家ではなくてお金をたくさん儲けよう、という気持ちはあまりないです。ただ自分や周りが幸せになるように意識していると、自然と自分の望むものは確実に手に入ると思います。
P-Style:これから就職活動する学生の方に何かメッセージはありますか。
高橋さん:メッセージかどうかは分からないけれど、将来のイメージづくりと、今の環境を活かしてそのイメージと実生活をいかに近づけれるかを考える事を大切にして欲しいと思います。殆どのストレスの原因は自分の理想と実生活の差から発生すると思います。最初から完全にイメージとおりでなくても少しでも自分のイメージに近づいてるという実感があれば人間は幸せになれると思うし、頑張れると思うんです。できるだけその工程を楽しむようにしてください。きっといい方向に向けっていけると思います。
P-Style:経験に裏打ちされた貴重なご意見ですね。今日はどうもありがとうございました。
***********************************************************************
第1回目の「目指せ・アメリカンプロフェッショナル!」いかがでしたか。セールスプランナーの高橋さんの仕事についてもっと詳しく話を聞いてみたい人は、名前・メールアドレス・質問内容を明記のうえ、下記のメールアドレスからお問い合わせください。またこのコーナーでは、学生の皆様が内容を聞いてみたいと思う業種・職種のリクエストを募集しています。名前・メールアドレス・興味のある業種・職種・質問内容を書いて下記のメールアドレスからお問い合わせください。
お問い合わせはコチラから↓
info@p-style.com
過去の特集記事 特集!学校学部、学科選び〜将来の自分を思い描きながら〜 はこちらから。