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>> アメリカで働く人特集=アメリカンプロフェッショナル - アメプロ HOME >> 第7回: Konami Digital Entertainment, Inc. 倭 加奈子さん(続)
目標は世界平和?! みんなのCultural Understandingに貢献したい!
P:倭さんは中学・高校時代はマレーシアにいらっしゃったそうですね。
倭:はい、そうです。
P:私は日本で成長して大人になってからアメリカに渡ったものですから、どうしても日本人の枠を捨てきれないようなところがあると自分でも思うんで す。でも倭さんがマレーシアで過ごされたのは、言ってみれば青春時代ですよね。人格形成の大切な時期だと思うんです。そのときの経験とか知識ってどのくら い倭さんの中で大きいのか、ちょっと興味があるんですけれども。
倭:その時代に受けた影響はすごく大きいと思います。日本からマレーシアに初めて移ったときにはものすごくカルチャーショックを受けました。テレビは3 チャンネルくらいしかなくて、1つは中国語、1つは英語、そしてもう1つがマレーシア語のチャンネルですから、何チャンネルも選択肢があった日本とは全然 違いました。今まで普通に食べていた食材(=日本食)も遠くまで行かないと買えませんでしたしね。
P:なるほど。
倭:宗教の違いにもびっくりしました。マレーシアではイスラム教の人が多いのですが、みんな1日5回聖地に向かってお祈りをするんですね。女性は肌を見せ ないようにベールをしていましたし。一方でイスラム教徒ではない人たちはお祈りもしないしベールもかぶらないで生活している。そんな人たちが隣同士でいて も全然おかしくないんです。人によって生活習慣も考え方もまったく違うのに、その違いを認め合いながらコミュニティーの中で共存しているんですね。日本の 文化では皆と一緒のことをすることが普通でしたから、マレーシアに渡ってしばらくは自分自身の価値や個性を見つけて押し出していくことが大変でした。

P:その感覚は、アメリカに初めてきたときに私も味わいました。
倭:それから当たり前のことですが、言葉にも戸惑いました。アメリカンスクールでは、日本人の子もいましたが、基本的に英語を話さなければコミュニケー ションが取れない状況でした。幸い友達やESLの先生がいろいろ助けてくれたんですね。そして1年くらいでようやく聞けるようになって、ちゃんと話せるよ うになったのは2年くらいしてからですね。
P:やっぱり2年くらいかかるものなんですね。そしてマレーシアで高校を出てからはアメリカの大学に入られたんですよね。アメリカではカルチャーショックなどはなかったですか。
倭:はい、ありました。例えばアメリカでは雑誌やテレビ番組に水着姿の女性が使われているなんて普通にあるじゃないですか。でもイスラム教国家であるマ レーシアではそういったテレビ番組はまったく作られないですし、雑誌が輸入されても検閲が入ってその部分だけ破かれたりマジックで消されたりしていたんで すね。ここに来た当初は、そんな水着の女性の雑誌やテレビを見るたびにびっくりしてたんですが、いちいちショックな顔をするのも恥ずかしいので「こんなの 当たり前」みたいな顔をしてました(笑)。
P:あはは、かわいいですね。でも日本に帰らずにアメリカに来ようと思ったのはどうしてですか。
倭:1つはアメリカンスクールに通っていたからアメリカが身近だったことはあります。あと「日本にはいつでも帰れる」という思いもありました。
P:そして先生になろうとして大学院で教員免許も取ったんですよね。どうしてまた先生に?
倭:この先アメリカにとどまるにしても日本に帰ることになっても、またはこれからそれ以外の国へ行ったとしても、先生になれば仕事があると思ったからです。
P:現実的なんですね。ということは、今でも先生になることにこだわってる部分はありますか。
倭:う~ん、人が文化の違いを理解できるようなお手伝いをしたいという漠然とした思いは今でもあります。それは先生かもしれないし、翻訳や通訳の仕事を通 してかもしれない。世の中のいざこざや戦争って、結局お互いの文化やその考え方を十分に理解できていなくて起こっているものがほとんどだと思うんです。だ から、みんなが異文化を尊重できるようになれば、もっと世界も平和になるんじゃないか。私が文化の架け橋をすることで、そんな平和な世界に少しでも貢献で きたらいいなあと考えています。
P:さすが倭さん。将来の夢もグローバルで大きいですね(笑)。
倭:ありがとうございます。でも今はとにかくすべてが勉強だと思ってます。与えられた仕事を1つひとつ一生懸命こなしながら、もう少し具体的な方向性についても考えていきたいです。
P:素晴らしいですね。今日は本当にありがとうございました。
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